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東京教育学院に学ぶ目的

 「学ぶ」ということについて考えてみよう。
 先ず、何故、何を、どのように学ぶかという「目的」と「対象」と「方法」について。
 次に、いつ、どこで、という「時」と「場所」等の問題について分けて考えて見る。
 人間が知識、学問を求めるということは、自然のことであって、それは限りないものです。このことは、わたくしたちにとって大きな喜びであると共に、また迷いをも与えます。そして、これは人間の特権であると共に、宿命でもあります。このような見方からすると知識は知識のために求めるということができます。
 また、これとは異なる 見方で、知識は生きるために求めるというのがあります。
 このように知識は、人間として不可欠の智慧として求めるほかに人間として生存に必要な物を得るために無くてはならない貨幣と交換するものとして求める場合とがあります。
 つまり、資格試験合格、または就職のために、あるいは技術習得の学習が目的である場合等が後者の場合であって、これによって経済的な利益を得るということになります。しかし後者の場合、注意しなければならないことは、知識をこのような意味においてのみ求めて、もう一つの重大な知的探求の目的であることを忘れてはいけないことです。即ち直接魂をより高めるという知識が欠けてはならないのです。
 世は、情報化・グローバル化が進行し、経済優先の時代となって、今日、哲学的・文化的意識が低下貧困化しています。
 人間の生活は、ただの欲望のみの生活ではなくして、精神の生活が無ければなりません。これには無形の知識を欠くことはできないということです。職業に利得に役立つ知識のみを求める者は、このような人間としての精神生活の意義を認めることができません。
 このようにわれわれは、先ず知識において求めるものを明らかにし、あらゆるものから最大の収穫を得ることを常に念頭において、学ぶ内容の深さをよく理解し感じ取って、学問する意思を強固にもって、専心努力することです。